資金量とリスク管理

資金量が少ないとリスク管理ができません。トレードが確率的なもので優位性を確かめるにしても大数の法則が適用できるくらいの回数が必要です。例えばレバレッジ100でロット0.01でUSD/JPYを取引するのに現在のレートが110円だとすると必要証拠金1100円となります。この場合極端な話ですが資金が1100円しかないとするとスプレッド分マイナスになるので買い注文を入れたとたんに残高がスプレッド分マイナスになり価格変動を待たずに口座は飛びます。11,000円ではどうでしょう。10回近くトレード出来そうです。でも10回では平均の意味がなく運の要素が大き過ぎて優位性は確認できません。11万円なら100回分です。11万円の資金に対して1100円は1%です。どんなに下手なトレーダーでも100回連続負けることは難しいのでなんとかトレードを続けられそうですね。

最低ロットの必要証拠金に比して資金が少ない状態でのトレードは高リスクです。タートルズでもリスクに晒していいのは1回のトレードで3%までとしているようです。1%ずつ3回までエントリー可能というふうにも考えられます。1回のトレードでの利益幅と損失幅が同じとすると勝率50%でトントン。勝率50%以上ならばそのトレード手法に優位性があると言えるでしょう。利益幅と損失幅の比を4:1とすると勝率20%でトントン。逆に1:4では勝率80%でトントンです。コツコツ1取ってドカーンと4取られても勝率80%以上なら資金は増えていきます。話の焦点がぼけてしまい勝率ばかりにこだわってもダメなんだということの反省になってしまいましたが、とにかく資金が少ないとリスク管理ができないということは分かると思います。

確率的なものだから

どんなインジケーターを使ってどんなトレードをしようが絶対なんてことはないです。百戦練磨のトレーダーだって一夜にして破産することもあります。ロングタームキャピタルマネジメント(英語:Long-Term Capital Management、略称:LTCM)もビクターニーダーホッファー(Victor Niederhoffer,1943年 -、略称:VNF )だって破産したのです。

破産の原因はリスクの取り過ぎだと思います。LTCMは資金を市場にさらす時間的リスクを冒し、VNFは資金に対する過剰な量的リスクを冒したために破産しました。継続的に高効率の利益を狙うというのは確率的統計的に無理な話だと思います。資金を市場にさらす時間は短くし、資金量に対して1トレードに費やす必要証拠金を少額にすべきです。利益率や資金効率にばかり目が行くと危険です。トレードをするにあたってリスク管理が一番大切なことだと思います。